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赤ちゃんのこころと気持ちの根っこ

  • 執筆者の写真: HELLO BABY
    HELLO BABY
  • 10月18日
  • 読了時間: 2分

助産師・澁谷奈津美さんからのメッセージ

私が赤ちゃんと接するときに、一番心がけている事は、赤ちゃんを一人の人として接することです。

赤ちゃんがお腹の中にいる時から、大人と同じように赤ちゃんに接します。

お腹に居る赤ちゃんに、「おはよう」「おやすみ」「今日は暑いね」「寒いね」「今日はこんなことがあって悲しいんだよ〜」なんて、話しかけてみてください。

いろいろな反応があります。

お腹の赤ちゃんは、妊娠7ヵ月の初めのころには耳が聞こえるようになっていますが、妊娠してすぐからでも、話しかけることで大人側の認識が変わっていきます。

「お腹の中に自分とは別の人が居る」という意識が強まります。

うまく話しかけようとする必要はありません。AIに話しかけるくらいの気軽な気持ちでOKです。

赤ちゃんが外の世界にいらっしゃったら(生まれてきたら)、きっと妊娠中と同じように話しかけるでしょう。

誰かと話すときには、その人のことを感じながら話しかけませんか?

目を見て、相手に伝わるように言葉も選びます。赤ちゃんにも、そうしてあげてください。

抱っこするときには「抱っこするね」と一声かける。

おむつを替える時には、「おむつを替えるね」「おしっこが出たね」と声かける。

身体を触ることを直前にお知らせすることで、赤ちゃんはその準備をすることができます。

赤ちゃんが泣いたら、「お腹がすいたのかな〜」「お尻が気持ち悪いのかな〜」と、気持ちを想像しながらコミュニケーションをすることは、お互いに感じあう=共感を生み出していきます。

感情や心の発達の土台には、自分と自分以外の人との信頼が必要です。

その関係性には「共感」が起こりますが、共感とは、自分が共感するばかりでは成立せず、共感してもらわないと出来るものではなかったりします。

共感してるフリなコミュニケーションもよく見られます。

気持ちの軽重に関わらず、「自分の気持ちを聞いてもらえた」「大切にしてもらえた」という経験がたくさん積み重なると、自然と共感は出来ていきます。

忙しい子育てのなか、赤ちゃんを育てる大人が、話を聞いてもらうチャンスがなかなか無いときには、ぜひ『HELLO BABY』の居場所や公式LINEを頼ってくださいね。


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協賛会員/年会費:2,000円会員特典あり。ぜひご参加ください🌼

理事・助産師 澁谷 奈津美(しぶや なつみ)

助産師、思春期保健相談士。宮崎県出身。

不登校な2人の子どもと、年の離れた末っ子、3児の母。

性教育講師としても活動している。

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